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今年の漢字

(財)日本漢字能力検定協会が、漢字の奥深い意義を伝授する活動の一環として、1995年から毎年全国公募により一年の世相漢字を決定し、12月12日の漢字の日に京都市東山区の清水寺で発表されています。

漢字

理由

2023
(令和5年)

生活に直結する増「税」・減「税」の動向が注目された一年。増「税」議論が活発に行われ、所得「税」・住民「税」の『4 万円の定額減「税」』が話題になった。インボイス制度やふるさと納「税」など、多岐に渡る「税」にまつわる話題が取り沙汰された。

2022
(令和4年)

ウクライナ侵攻、北朝鮮の相次ぐミサイル発射などにより「戦」争を意識した年。円安・物価高・電力不足や感染症など、生活の中で起きている身近な「戦」い。サッカーW 杯や北京冬季五輪での熱「戦」、野球界での記録への挑「戦」に関心が集まった。

2021
(令和3年)

東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の金メダルを獲得。
コロナ関係の支援給付「金」、子育て世代を対象にした臨時特別給付「金」の議論、新紙幣印刷開始や新500円硬貨流通などのお金にまつわる話も多く上がった年。

2020
(令和2年)

世界中が新型コロナウイルス感染症流行の影響を受けた年。3「密」(密閉・密集・密接)を避ける為の新しい生活様式が提唱され、多くの人が常に「密」を意識しながら行動するようになり、日常生活にも大きな影響を及ぼしている。

2019
(平成31年・
令和元年)

新元号「令」和に新たな時代の希望を感じた一年。「令」和が日本最古の歌集・万葉集からの出典で、海外に Beautiful Harmony=美しい調和と説明されたことや、「令」の字が持つ意味・書き方にも注目が集まった。また、法 「令」改正、法「令」順守、警報発「令」、避難命「令」としても使われた年。

2018
(平成30年)

全国的に地震、豪雨、台風、猛暑などの自然「災」害の脅威を感じた年。
北海道胆振東部地震、大阪府北部地震、島根県西部地震、西日本豪雨、台風21号、24号の直撃、記録的猛暑など自然災害が多発。例年にない規模の災害が日本各地で人々の生活を脅かした。

2017
(平成29年)

北朝鮮から発射された弾道ミサイルの北海道沖落下や、九州北部豪雨などの災害から平和と安全の尊さを実感した年。
昨夏の台風の被害で北海道産のジャガイモが不作となり、ポテトチップが一時販売休止に。買占めやネットでの価格高騰などのポテチショックが起こった。

2016
(平成28年)

リオ五輪に沸き、東京五輪に希望を託した「金」(キン)と、政治と「金」(カネ)問題に揺れた年。

2015
(平成27年)

世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不安にさせた年。
建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し暮らしの安全が揺らいだ。

2014
(平成26年)

消費税が17年ぶりに引き上げられ、税について考えさせられた年。
税に関わる話題が政財界で多く取りざたされた年。

2013
(平成25年)

日本中が「輪」になって歓喜にわいた年。
人とのつながりの「輪」を感じた1年。
未来に向けた更なる「輪」を実感、注目。

2012
(平成24年)

ロンドンオリンピックでの過去最多でのメダルラッシュ、山中伸弥のノーベル賞受賞など数々の「金字塔」が打ち立てられた。他にも932年ぶりに全国的に観測された金環日食、自立式電波塔として世界一の高さとなった東京スカイツリーの開業、消費税や生活保護など金が関わる問題の多発など。「金」は2000年にも選出されており、初めて複数度選出された漢字になった。

2011
(平成23年)

日本国内では、東日本大震災や台風による大雨被害、海外では、ニュージーランド地震、タイ洪水などが発生。大規模な災害の経験から家族や仲間など身近でかけがえのない人との「絆」をあらためて知る。人と人との小さなつながりは、地域や社会などのコミュニティだけでなく、国境を越えた地球規模の人間同士の「絆」へ。

2010
(平成22年)

記録的な猛暑で熱中症にかかる人が続出、自然界では餌不足で動物が人里に出没、地球温暖化の警鐘を感じた。チリの落盤事故では、暑い地中から作業員が生還した事で人々は勇気づけられた。「はやぶさ」は大気圏突入時の猛烈な暑さに耐えて帰還し、日本の未来への希望を届けた。

2009
(平成21年)

さまざまな「新しいこと」に期待し、希望を抱いた1年。政権交代で新内閣が発足し政策、行政が刷新。裁判員制度や高速道路料金割引制度などさまざまな新制度がスタート。新型インフルエンザの流行で新薬が登場。米大リーグ・マリナーズのイチロー選手や水泳競技での新記録ラッシュ。

2008
(平成20年)

首相交代や次期米大統領の「チェンジ」、株価暴落・円高ドル安などの経済の変、食の安全に対する意識の変化、世界規模の地球温暖化、スポーツ・科学の日本人の活躍など、政治・経済をはじめ、よくも悪くも変化の多かった年。

2007
(平成19年)

不二家を始めとする、「白い恋人」や「赤福餅」など食品表示偽装が次々と表面化。年金記録問題の発覚。防衛省の汚職問題の発覚。テレビ番組『発掘!あるある大事典II』による捏造問題。

2006
(平成18年)

悠仁様のご誕生に日本中が祝福ムードに包まれた一方、いじめによる子どもの自殺、虐待、飲酒運転事故など、痛ましい事件が多発。ひとつしかない命の重み、大切さを痛感した年。

2005
(平成17年)

紀宮様のご成婚、「愛・地球博」の開催、各界で「アイちゃん」の愛称の女性が大活躍。残忍な少年犯罪など愛の足りない事件が多発したこと。「愛」の必要性と「愛」欠乏を実感した年。

2004
(平成16年)

台風、地震、豪雨、猛暑などの相次ぐ天災。イラクでの人質殺害や子供の殺人事件、美浜原発の蒸気噴出事故、自動車のリコール隠しなど、目を覆うような人災が多発。
「災い転じて福となす」との思いも込めて。

2003
(平成15年)

阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝、衆議院選挙へのマニフェスト初導入で政治家たちが声高に吠()えたこと、「虎の尾をふむ」ようなイラク派遣問題など。

2002
(平成14年)

北朝鮮に拉致(らち)された方の帰国、日本経済がバブル以前の水準に戻ったこと、昔の歌や童謡のリバイバル大ヒットなど「原点回帰」の年。

2001
(平成13年)

米国同時多発テロ事件で世界情勢が一変して、対テロ戦争、炭そ菌との戦い、世界的な不況との戦いなど。

2000
(平成12年)

シドニーオリンピックでの金メダル。南北朝鮮統一に向けた金・金首脳会談の実現。新500円硬貨、二千円札の登場など。

1999
(平成11年)

世紀末、1000年代の末。東海村の臨界事故や警察の不祥事など信じられない事件が続出して、「世も末」と実感。来年には「末広がり」を期待。

1998
(平成10年)

和歌山のカレー毒物混入事件や、ダイオキシンや環境ホルモンなどが社会問題に。

1997
(平成9年)

山一證券など大型倒産の続出や、サッカー日本代表が並いる強豪を倒してワールドカップ初出場決定。

1996
(平成8年)

O-157食中毒事件や狂牛病の発生、税金と福祉を「食いもの」にした汚職事件の多発。

1995
(平成7年)

阪神・淡路大震災や、オウム真理教事件、金融機関などの崩壊などに震えた年。

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